2025年8月26日、マツダスタジアムで行われたセ・リーグ公式戦「広島東洋カープ対読売ジャイアンツ」の第17回戦で、巨人の助っ人キャベッジ選手がチームに貴重な一打を放った。
試合は広島先発・床田寛樹投手が7回まで安定した投球を見せ、巨人打線を封じ込めていた。しかし8回表、代打で登場したキャベッジがその均衡を破った。カウント2ボール1ストライクからの4球目、真ん中低めのストレートを完璧に捉え、右中間スタンドに運ぶ第14号ソロホームランをマークした。
キャベッジの一発は巨人にとって反撃の狼煙となる一打であり、ベンチは大いに盛り上がった。今季途中加入ながら勝負強い打撃を見せ続けているキャベッジは、「チームのために全力でスイングした。大事な場面で結果を出せてうれしい」と試合後にコメントした。
一方、広島の床田は8回途中でマウンドを降りることとなり、悔しさをにじませた。「一球の失投を逃されてしまった」と振り返り、課題を口にした。
両チームのライバル関係が注目される今季のセ・リーグにおいて、この本塁打は大きな意味を持つ。巨人はこの一発をきっかけに反撃ムードを高め、広島はリードを守り切れるかどうかが勝敗の鍵となった。
試合は終盤まで緊迫した展開が続き、観客は最後の一球まで固唾をのんで見守った。
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