2025年8月21日に行われたプロ野球・広島東洋カープ対中日ドラゴンズの第21回戦は、ドラマチックな展開となった。注目を集めたのは、中日ドラゴンズの主砲・細川成也が放った第12号逆転2ランホームランだ。
試合は中盤まで広島がリードを奪い、地元マツダスタジアムのファンを沸かせていた。しかし7回表、中日は1点を追う場面で打席に細川が登場。広島の島内颯太郎が投じたストレートを完璧に捉えると、打球は左中間スタンドに一直線。逆転の2ランとなり、一気に試合の流れを引き寄せた。
細川は試合後、「チームに勢いをつけたい一心でスイングした。しっかりと自分のスイングができた結果だと思う」とコメント。ベンチも総立ちで迎え、ドラゴンズの士気は最高潮に達した。
一方、広島は終盤に反撃を試みるも、中日のリリーフ陣が粘り強い投球を見せ、得点を許さなかった。特に9回を締めた守護神・マルティネスの安定感が光り、広島打線を寄せ付けなかった。
最終的に中日が逆転勝利を収め、このカードで貴重な1勝を手にした。今シーズン、両チームは激しい順位争いを繰り広げており、細川の一発は優勝争いに向けて大きな意味を持つ試合となった。
中日ファンにとって忘れられない夜となったこの一戦。細川の劇的な12号逆転2ランは、シーズン終盤に向けたドラゴンズの躍進を象徴する一打となった。
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