2025年セ・リーグ公式戦第21回戦、東京ドームで行われた巨人対広島の一戦は、終盤に劇的な展開を迎えた。巨人の主砲キャベッジが、広島先発・大瀬良大地から第16号となるソロホームランを放ち、点差を1点に詰め寄る一打となった。
この場面は6回裏、巨人が反撃の糸口を探していたタイミングで訪れた。カウント2ボール1ストライクからの直球を強振すると、打球は高々と舞い上がり、左中間スタンドに突き刺さった。スタンドを埋めた巨人ファンは総立ちとなり、東京ドームは大歓声に包まれた。
キャベッジは試合後、「チームが苦しい場面だったので、なんとか塁に出たい気持ちだった。結果的にホームランになって嬉しい」とコメント。勝負強さを発揮し、チームを勢いづける一打となった。
一方、被弾した大瀬良は「甘く入ってしまった。あの場面で一発を許したことは悔しい」と悔しさをにじませた。
巨人はこの本塁打をきっかけに攻撃のリズムを取り戻し、広島に対して一気に流れを引き寄せる形となった。首位争いが激しさを増すセ・リーグにおいて、この1点差に迫る一撃は、シーズン後半戦に向けて重要な意味を持つことになりそうだ。
試合は最終盤まで緊張感あふれる展開となり、両チームファンの視線をくぎ付けにした。巨人のキャベッジが見せた一振りは、まさに勝負を左右する衝撃の場面として記録に残るだろう。
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